東京都は25日、都心部と臨海地域を結ぶ地下鉄の事業計画案を発表した。
地下鉄新線は、東京駅付近と有明・東京ビッグサイト付近の約6.1キロを結ぶもの。
「東京」、「新銀座」、「新築地」、「勝どき」、「晴海」、「豊洲市場」、「有明・東京ビッグサイト」の7駅(名称はいずれも仮称)を設ける。
また、東京駅ではつくばエクスプレス延伸区間と、有明・東京ビッグサイト以遠ではりんかい線経由で羽田空港と、それぞれ接続を検討するとしている。
【画像】つくばエクスプレスとの接続イメージ
東京都は、2021年7月に発表された、国の交通政策審議会諮問第371号に対する答申をふまえ、地下鉄構想の事業計画検討会を同年9月に設置。
具体的な検討を進めてきた。
都による検証では、概算事業費は約4200億円~5100億円。約30年以内の黒字化が可能としている。
東京都が2022年3月に発表した「東京ベイeSGまちづくり戦略2022」では、同路線を区部中心部と臨海地域を繋ぐ「背骨」としての役割と設定。
ベイエリアの鉄道網を充実させ、東京を持続可能な都市にするためのインフラとして、2040年までの実現を目指す取り組みに挙げている。